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実は格安SIMにはちゃんとした定義はありません。人それぞれで少し変わってきますが、格安SIMの目的はスマホの料金を安くすることです。
このサイトでは、ドコモ/au/ソフトバンクと比べてスマホの料金がかなり安くなる料金プランを『格安SIM』と呼びます。
格安SIMを比較する上で、格安SIMは大きく分けて3種類に分けることができます。
① MVNOが提供している格安SIM
MVNO:読み方はエムブイエヌオー、日本語だと仮想移動体通信事業者です。MVNOはMNOから回線を借りて、格安SIMを提供しています。例えばIIJmioやmineo等はMVNOです。
使っているキャリア回線(電波)で、ドコモ回線の格安SIM、au回線の格安SIM、ソフトバンク回線の格安SIMの3つに分けられます。
② MNOのサブブランドが提供してる格安SIM
MNO:ドコモ、au、ソフトバンクなど自前の通信設備を持っている通信会社です。
ドコモはahamo、auはUQモバイルとpovo2.0、ソフトバンクはワイモバイルとLINEMOの名前(サブブランド)で格安SIMを提供しています。
③ 楽天モバイル
楽天モバイルも自前の設備を持っているMNOです。
大手3キャリアと比べて料金が安いので、このサイトでは楽天モバイルを格安SIMに含めます。
格安SIMは700以上ありますが、『主な格安SIM』、『契約する人が少ない格安SIM』、『潰れた/潰れそうな格安SIM』に分けてざっくり比較します。
主な格安SIMの比較一覧
格安SIMを選ぶ場合は、「主な格安SIM」から選ぶことを強くオススメします。格安SIMを契約する人のほとんど全て(推定95%)はここから選んでいます。
格安SIMの比較ができるように、料金プランとキャンペーン情報と格安SIMの略歴を紹介します。
※ 繰越:余ったデータを翌月に繰り越せる機能
楽天モバイル:楽天回線
楽天モバイル | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月1078円 | 3GB以下 | ✕ | ◎〜◯ |
月2178円 | 3GB超〜20GB以下 | ||
月3278円 | 20GB超〜無制限 | ||
楽天リンクで無料で24時間かけ放題。使ったデータ量に応じて料金が変わる段階制。楽天市場ポイント最大3倍アップ
パートナー回線エリアだと月5GBを超えると1Mbpsに制限。奥まった場所等で圏外になる可能性あり(満足度8割程度の使い勝手) |
楽天モバイルなら事務手数料無料、SIM/eSIMのみなら最大10,000ポイント、端末セットは最大24,000円相当おトクに買えます。
- SIM/eSIMのみ:8,000pt+エントリーで2,000pt
- Androidスマホ:3,000pt+16,000円割引
- iPhone:最大24,000pt
略歴:楽天モバイルは、MVNOプランのスーパーホーダイ等を提供していましたが、楽天の社長はMVNO事業は大手キャリアの奴隷だということで、2019年10月に自社でネットワーク設備を全て持つMNOサービスへ転身しました。
楽天のMNOプラン、楽天アンリミットは2020年4月8日に正式スタートして、2021年4月8日に390万回線、2021年12月末に550万回線を突破。2022年4月に1GB以下0円廃止を発表して、他社への乗換フィーバーが発生。
ワイモバイル:ソフトバンク回線
ワイモバイル | データ量 | 繰越 | 速度 | |
---|---|---|---|---|
1回線目 | 2回線目以降 | |||
月2178円 | 月990円 | 3GB | ◯ | ◎ |
月3278円 | 月2090円 | 15GB | ||
月4158円 | 月2970円 | 25GB | ||
3GBプランは低速300kbps、15GB以上のプランは低速1Mbps。Yahooショッピングでお得に買物ができる。ソフトバンク光契約だと1回線目が月1188円引き
月550円で3GB→5GB、15GB→20GB、25GB→30GBに増量(1年間は月550円が無料) |
事務手数料3300円が無料、SIMまたはeSIMのみはPayPay最大20,000円、端末セットは最大21,600円割引でスマホが安く買えます。
ワイモバイルは速度も超速く、Yahooショッピングもお得に使えます。
略歴:ソフトバンクのサブブランド。昔からある格安SIMです。昔は低速がクソ遅かったり、10分かけ放題が強制的に付いてきたり、料金プランも複雑でしたが、今ではすっかり優良な格安SIM。700万回線くらい。
UQモバイル:au回線
UQモバイル | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月1628円 | 3GB | ◯ | ◎ |
月990円 (自宅セット割適用) | |||
月2728円 | 15GB | ||
月2090円 (自宅セット割適用) | |||
月3828円 | 25GB | ||
月2970円 (自宅セット割適用) | |||
3GBプランは低速300kbps、15GB以上のプランは低速1Mbps。最大1Mbpsの節約モードでデータ消費なしで動画等が見放題
auひかりまたはauでんきを契約すると自宅セット割で安くなる。 月550円で3GB→5GB、15GB→20GB、25GB→30GBに増量(1年間は月550円が無料) |
UQモバイルを申し込むと、SIMまたはeSIMのみの場合は最大1万3000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンを行なっています。iPhoneや格安スマホとセットで申し込むとキャシュバックの代わりに割引価格で端末が買えます。
UQモバイルは速度が超速いので、いつでも快適にスマホが使えます。
略歴:auのサブブランド。昔からある格安SIMです。昔は格安SIMのラスボスと評価するくらい良かったですが、最近は他の格安SIMの料金プランも良くなり、相対的にUQモバイルの魅力度が低下。自宅セット割を適用できる人におすすめ。400万回線くらい。
ahamo:ドコモ回線
ahamo | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月2970円 | 20GB | ✕ | ◎ |
月4950円 | 100GB | ||
無料で5分かけ放題付き。低速1Mbps。家族でドコモを契約している場合に最適。海外でも追加料金無しで20GBまでネットが使える |
略歴:2021年3月26日からサービスを開始したドコモの実質サブブランド。2021年8月に180万回線、2021年12月に250万回線、2022年4月に300万回線です。ドコモからahamoにプラン変更する人が多数を占める。
povo2.0:au回線
povo2.0 | 料金 | 有効期限 | 月平均 | 速度 |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 0円 | — | — | ☓ |
1GB | 390円 | 7日間 | — | ◎ |
3GB | 990円 | 30日間 | 月3GBが月990円 | |
20GB | 2,700円 | 30日間 | 月20GBが月2,700円 | |
60GB | 6,490円 | 90日間 | 月20GBが月2,163円 | |
150GB | 12,980円 | 180日間 | 月25GBが月2,163円 | |
データ使い放題 | 330円 | 24時間 | — | |
DAZN使い放題 | 760円 | 7日間 | — | |
smash.使い放題 | 220円 | 24時間 | — | |
基本料金0円のままだと低速128kbps。3〜150GBのチャージをすると、有効期限内で高速データ通信ができる。330円で1日だけデータ消費なしでデータ使い放題 |
略歴:2021年3月23日からサービスを開始したauのサブブランド。
当初はpovo1.0で月20GBプランのみでしたが、2021年9月29日にプランを大幅に変更してpovo2.0として再スタート。150万回線くらい。
LINEMO:ソフトバンク回線
LINEMO | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月990円 | 3GB | ✕ | ◎ |
月2728円 | 20GB | ||
LINEアプリがデータ消費なし。3GBプランの低速は300kbps、20GBプランの低速は1Mbps。20GBプランは900万種類以上のLINEスタンプが実質無料
5分かけ放題が1年間無料で使える(2年目以降は月550円) |
略歴:LINEMOは2021年3月17日からサービスを開始したソフトバンクのサブブランド。
当初は20GBプランのみで、ユーザ数が伸び悩んでいましたが、2021年7月15日に3GBのミニプランを開始。ミニプランが人気。2021年8月時点で50万回線。
OCNモバイルONE:ドコモ回線
OCNモバイルONE | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月550円 | 0.5GB | ◯ | ◎〜◯ |
月770円 | 1GB | ||
月990円 | 3GB | ||
月1320円 | 6GB | ||
月1760円 | 10GB | ||
格安スマホが不定期に大幅割引。OCN光契約者なら月220円引き。月1430円で24時間かけ放題
月550円の0.5GBプランは月10分の無料通話付き(0.5GBプランはOCN光割引が対象外) |
OCNモバイルONEのキャンペーンとおすすめ機種を徹底解説します。OCNモバイルONEでは人気スマホが大幅割引で買えるキャンペーンを不定期に行っています。
キャンペーン機種
・OPPO Reno5 A:乗換11,300円
・Mi 11 Lite 5G:乗換18,100円
・motorola edge 20:18,700円
・その他多数
この他に初期費用3733円かかります。こちらは2022年8月19日までのキャンペーンです。
略歴:昔からある格安SIM。昔は速度が遅かったけど、今は速度がかなり速い。不定期に格安スマホの爆安セールをするので、新しいスマホが必要な人はとりあえずOCNモバイルONEが良い。100万回線ちょっと。
IIJmio:ドコモ/au回線
IIJmio | データ量 | 繰越 | 速度 | |
---|---|---|---|---|
通常 | eSIM(データ専用) | |||
月850円 | 月440円 | 2GB | ◯ | ◯ |
月990円 | 月660円 | 4GB | ||
月1500円 | 月1100円 | 8GB | ||
月1800円 | 月1430円 | 15GB | ||
月2000円 | 月1650円 | 20GB | ||
他社からの乗り換えならスマホが大幅割引。同名義で複数回線契約するとデータシェアとデータプレゼントを利用できる
eSIMはドコモ回線でデータ専用プランのみ。IIJmioのeSIMを利用すれば最安スマホ料金を作れる |
IIJmioでは初期費用3300円が2200円、月額料金が6ヶ月間440円割引(2GB410円/4GB月550円など)、通話定額オプションが7ヶ月間410円割引(5分かけ放題が月90円など)です。
乗り換えなら格安スマホやiPhoneが大幅割引のキャンペーンを行っています。2022年8月31日までのキャンペーンです。
略歴:昔からある格安SIM。主に男性が加入する硬派な格安SIM(女性歓迎)。
個人契約と法人契約の両方を伸ばして、設備の稼働効率を上げ、ビジネス的にまともな利益が出ている格安SIM。
トラフィックコントロールなしの土管屋に徹しているので、通信の信頼性が高い。100万回線ちょっと。
LIBMO:ドコモ回線
LIBMO | 月額料金 | 初期費用 | ポイント還元 | 1年間の実質料金 |
---|---|---|---|---|
3GB | 月980円 | 無料 +433円 |
5,000円相当 | 実質月599円 |
8GB | 月1518円 | 実質月1137円 | ||
20GB | 月1991円 | 3300円 +433円 |
15,000円相当 | 実質月1052円 |
30GB | 月2728円 | 17,000円相当 | 実質月1622円 | |
ポイント還元を考慮すると1年間はかなり安く使える。特に20GBが実質月1052円で1年間使えるのは、格安SIMの中でも最安値 |
LIBMOは3GBと8GBプランなら初期費用3300円が無料、20GBと30GBプランは最大12,000円相当のポイント還元です。
端末セットは初期費用無料やポイント還元はもらえませんが、最大24,360円引きになるキャンペーンを行っています。
略歴:2017年2月23日からサービスを開始した格安SIM。
2020年まで高額キャッシュバックでユーザ数を増やして、2021年からキャッシュバックを終了。
2021年9月から高額ポイント還元を開始。大容量データを最安値にしてユーザを伸ばそうとしている感じ。10万回線くらい?
mineo:ドコモ/au/ソフトバンク回線
mineo | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月990円 | 0GB+1.5Mbps使い放題 | ☓ | △ (月〜金の昼12時台は☓) |
月1298円 | 1GB | ◯ | △ |
月1518円 | 5GB | ||
月1958円 | 10GB+1.5Mbps使い放題 | ||
月2178円 | 20GB+1.5Mbps使い放題 | ||
1GBと5GBプランはデータ消費なしで無制限に使える200kbpsに切替可、月385円のオプションで1.5Mbpsの低速が使い放題
1GB以上のプランは条件クリアで夜間ギガ使い放題。複数契約で1回線ごとに月55円引き。パケットギフトとパケットシェアなど複数人で使うのに便利な機能あり |
略歴:mineoは昔からある格安SIM。ユーザ目線の独自サービスに強みがあるけど、110万回線を突破してからユーザ数の伸びが鈍化、130万回線くらいで水平飛行中。1.5Mbpsの使い放題が人気。
JCOMモバイル:au回線
JCOMモバイル | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月1078円 | 1GB | ◯ | ◯〜△ |
月1628円 | 5GB | ||
月2178円(1年間は月1738円) | 10GB | ||
月2728円(1年間は月2178円) | 20GB | ||
10GB以上のプランの低速は1Mbps。JCOM加入者ならデータ増量 |
略歴:JCOMモバイル、昔からある格安SIM。以前は奇妙な料金プランに加えて、JCOMのサービスエリアの人にだけ販売していましたが、2020年後半に全国規模で販売を開始。
2021年9月21日にpovo2.0が始まって、JCOMモバイルの存在意味がほとんどなくなった。30万回線〜50万回線?
LinksMate:ドコモ回線
LinksMate | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月517円 | 100MB | ◯ | △ |
月627円 | 200MB | ||
月660円 | 300MB | ||
月682円 | 400MB | ||
月715円 | 500MB | ||
月737円 | 1GB | ||
月770円 | 2GB | ||
月902円 | 3GB | ||
月1078円 | 4GB | ||
月1210円 | 5GB | ||
その後も1GB刻み | |||
月550円でAbemaTV、ニコニコ動画、Twitter、インスタグラム、Facebook、多数のゲームアプリがデータ消費ほとんど無しで使い放題。10GB以上のプランなら毎月スマホゲームの特典あり
送料1100円、解約時にプラン解約手数料3300円 |
略歴:LinksMate、2017年7月1日からサービスを開始した比較的新しい格安SIM。2020年に黒字化した。
料金が安く事務手数料が無料だけど、送料と解約時に解約手数料がかかり、キャンペーンもほとんどしないので、今から契約する人が少ない。20万回線?
イオンモバイル:ドコモ/au回線
イオンモバイル | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月803円 | 0.5GB | ◯ | ◯〜△ |
月858円 | 1GB | ||
月968円 | 2GB | ||
月1078円 | 3GB | ||
月1188円 | 4GB | ||
月1298円 | 5GB | ||
月1408円 | 6GB | ||
その後も1GB刻み | |||
イオンの大型店舗で契約できる。ネットだと送料がかかる |
略歴:イオンモバイル、昔からある格安SIM。昔は妙ちくりんな申し込み手続きだったけど、今は普通にネットで申し込める。もちろんイオンの大型店舗でも契約OK。60万〜70万回線?
y.u mobile:ドコモ回線
y.u mobile | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月1070円 | 5GB | ◎ | △ |
月2970円 | 10GB+10GB | ||
月4170円 | 20GB+10GB | ||
最大3万円までの修理費を無料で補償。余ったデータを最大100GBまで繰り越せる。20GBプランは最大4人でシェアできる。2人目は無料、3人目以降は1人月1100円
10GBと20GBプランは、月2,189円のU-NEXTが無料で使えて、毎月1200円相当のポイントがもらえて10GB分のチャージができる |
略歴:2020年3月12日から始まった新しい格安SIM。y.u mobileは当初、22,500円の高額キャッシュバックでユーザを増やすも、2021年9月にキャッシュバック終了。
2021年10月から料金プランが安くなるも契約する人は少ない。U-NEXTユーザにはおすすめ。10万回線?
日本通信SIM/HISモバイル:ドコモ回線
略歴:HISモバイルは格安SIMの最古参の一つでMVNO業界でシェアトップでしたが、2015年にVAIO Phoneを発売して大爆死。
その後も大赤字を連発して死にかけました。2021年度は7年ぶりに黒字に浮上。日本通信とHISが協業して始めたのがHISモバイルです。30万〜40万回線?
nuroモバイル:ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線
nuroモバイル | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月792円 | 3GB (VSプラン) | ◯ | △ |
月990円 | 実質6GB (VMプラン) | ||
月1485円 | 実質12GB (VLプラン) | ||
月2099円 | 20GB (NEOプランLite) | ◎〜◯ | |
月2699円 | 実質25GB (NEOプラン) | ||
VS/VM/VLプラン:VMとVLは3ヶ月に1度、追加データをもらえる。ドコモ回線とau回線とソフトバンク回線
NEOプラン/NEOプランLite:NEOプランは月20GBプランだけど、3ヶ月に1度、15GBもらえるので実質月25GB。LINE、Twitter、インスタグラムがデータ消費なし。データを使い切ると最大1Mbps。ドコモ回線 |
略歴:計画性があまりない格安SIM。nuroモバイルは1GB刻みのプラン、深夜プラン、時間プランなど、ユニークなプランを出すもヒットせず、結局、普通な料金プランに戻したり、新しいプランを始めたりする。20万回線?
契約する人が少ない格安SIM
以前は契約する人がそこそこいたかもですが、今から契約する人がほとんどいない格安SIMも紹介します。
FUJI WiFi:クラウドSIMとソフトバンクでトラブル
FUJI WiFiのSIMプランは、ソフトバンクと同じ速度で大容量プランのデータSIMを安く使えましたが、2019年から始まったクラウドSIMの登場でトラブルが多発しました。
2019年頃にソフトバンク回線を使ったクラウドSIMが登場 → 2020年にソフトバンクが激おこで実質供給停止 → 2021年3月頃から新規受付停止と再開、料金プランの変更などを繰り返す → 2022年1月に新規受付停止 → 2022年6月に再開
FUJI WiFiのソフトバンクの再販SIMは巻き添え死したと思われましたが、なんとか復活したみたいです。悪くないプランですが、いろいろあって契約する人が少なそう。
BIGLOBEモバイル:実質死亡
BIGLOBEモバイルは月308円のオプション料でYouTubeなどが見放題で使える格安SIMですが、2022年3月にアフィリエイトから撤退、キャンペーンも終了して、実質的に死んでしまいました。
サービス自体は当分の間(10年くらい?)は継続します。
昔からある格安SIMですが、KDDIはBIGLOBEモバイルは捨てて、povo2.0に注力するものと思われます。
エキサイトモバイル:IIJmioの下位互換
エキサイトモバイルは実際に使ったデータ量に応じて料金が変わる段階制プランでそこそこ人気がありました。
今では中途半端な段階制に変更になり、ほとんど誰も新規契約しなくなりました。。エキサイトは一時期、格安SIMなどのアフィリエイトサイトを作ってましたが、今ではあまり見かけません。
QTモバイル:IIJmioの下位互換
QTモバイルは月額割引とキャッシュバックキャンペーンがかなりお得でしたが、今では月額割引がなくなり、料金プランも他社と比べて割高に。。
噂によると、福岡では九州電力パワーでQTモバイルの広告が街中にペタペタ貼り付いているみたいです。
ロケットモバイル:誰も契約しない
ロケットモバイルは低速通信で安く使える神プランで有名な格安SIMです。
低速無制限の神プランなどもありますが、まったく誰も契約しませんでした。ここも格安SIMの比較サイトのアフィリエイトサイトを作っていたりします。
TONEモバイル:通信速度がかなり遅い、高齢者と子供の低性能スマホ
TONEモバイルはツタヤとフリービットが展開していた格安スマホでしたが、ツタヤはその後手を引きました。
実際に出る通信速度がかなり遅く、TONEの格安スマホは低性能で2年以内に解約すると10,780円の違約金が発生するので、ほとんど誰も契約しません。
NifMo:Twitterアカウントが人気だった
NifMoはドコモ回線の格安SIMでも通信速度が比較的速く、高額キャッシュバックで人気でしたが、2018年9月からキャッシュバックが大幅に減額して2019年2月にはもらえなくなりました。
NifMoのTwitter公式アカウントのニフ姉さんがとても人気だったのですが、2019年5月にニフ姉さんが退社して、Twitterアカウントも死にました。
DTI SIM:赤字事業でキャンペーンがない、実質開店休業
DTI SIMは月額料金が安く実際に出る通信速度は少し遅いレベルです。月3GBのデータSIMを半年間無料で使うことができます。
以前は、月額割引などのキャンペーンに積極的でしたが、赤字事業のためか、今ではキャンペーンをほとんどしなくなり、実質開店休業状態です。
ヤマダニューモバイル:ヤマダ電機のポイントが使えるけど、実質開店休業
ヤマダニューモバイルは、ヤマダ電機のポイントを月額料金の支払いに使える格安SIMです。通信速度も遅く、キャンペーンもほとんどやらずに最初から死にたいでした。
ヤマダ電機はヤマダニューモバイルを放置して、新しい格安SIMサービスのY.U-mobileを開始しました。何がしたかったのか不明です。
Wonderlink:パナソニックのMVNO、それだけ
Wonderlinkは通信速度700kbpsを無制限に使えるプランがありますが、SMS機能や音声通話SIMはありません。データSIMだけです。データの繰越なし、プラン変更も不可です。
パナソニックがWonderlinkを運営していて、パナソニックが事業で使うついでに、MVNOもついでに運営している感じです。ほとど誰も新規契約しません・・
インターリンクLTE SIM:固定IPが使える
インターリンクLTE SIMだと固定IPがもらえます。
格安SIMでそこそこ安く固定IPがもらえるのはインターリンクLTE SIMぐらいです。固定IPが必要な場合にインターリンクLTE SIMを検討するくらい。(普通の人は固定IPは必要ありません)
Tikiモバイル:データSIMなら年払いでゆうちょ・コンビニ振込ができる
SMSなしの月3GBのデータSIMの年払いならゆうちょ・コンビニ振込で支払えます。知名度はかなり低いです。TikiモバイルはIIJmioの設備を使っています。
キャンペーンをほとんどしていないので、クレジットカードを持っていない場合は、口座振替で支払える楽天モバイルがオススメです。デビットカードがあれば、LINEMOやpovo2.0なども契約できます。
エックスモバイル:実店舗型、プランやAPNをコロコロ変えた
エックスモバイルは初めて無料通話時間付きのプランを開始したMVNOです。もしもシークスという名前のMVNOでしたが、エックスモバイルに改名しました。
名前だけでなく、プランやAPNをコロコロ変えていたMVNOでした。そこそこ昔からあるMVNOですが、少し前にようやく債務超過を解消したみたいです。今はモバイルWiFiルーターの販売に注力。
スマモバ:実店舗型、行政処分を受ける
スマモバは高速データ通信が3日間3GBまで使うことができるプランがあるのが特徴の格安SIMです。2年〜3年以内に解約やMNPをすると超高額な違約金がかかります。
解約手続などで消費者トラブルが多発して、行政処分を受けました。今はモバイルWiFiルーターの販売をしつつ、格安SIMの比較サイトを作ってたりします。
潰れた/潰れそうな格安SIM
続いて、もうなくなった、もしくは実質的に無いに等しい格安SIMを紹介。
LINEモバイル (突然死):大赤字で死んだ
LINEモバイルはLINEやTwitter、Facebook、インスタグラムなどをデータ消費なしに使える格安SIMでしたが、2021年3月31日に新規受付を終了しました。
最初はドコモ回線のみでしたが、2018年にソフトバンクの傘下に入り、ドコモ回線に加えて、ソフトバンク回線の格安SIMの提供も始めて、2019年4月からau回線の提供を開始しました。
サービス開始から新規受付終了までで、売上高よりも営業原価のほうが大きく、最終的に250億円のほどの赤字を積み上げました。
DMMモバイル (新規受付終了):楽天モバイルが買収
DMMモバイルは月額料金が業界最安値レベルでプランも豊富でした。10%のポイント還元で好きな電子書籍(マンガ)を無料で読むこともできました。
使うデータが月1GB以内の場合にオススメの格安SIMでしたが、ユーザ数は23万回線で伸び悩み楽天モバイルに買収されて、新規受付を終了しました。
U-mobile (新規受付終了):2年半の開店休業状態エンド
U-mobileは2020年2月6日に新規受付を終了しました。
U-mobileは月2728円で高速データ通信(LTE)を無制限に使えるプランがありましたが、実際に使えるデータ量は限られていて、速度も不安定でした。
MVNO事業を実質的に放置した状態を2年半くらい続けたあとに、ようやく新規受付を終了しました。
0SIM(終了):無料で使える格安SIMの終焉は突然に
0SIMの通信速度はとてつもなく遅いですが、データSIMなら月500MBまで無料で使うことができました。
ほとんど誰もお金を払っていなかったので、2020年2月17日に新規受付を終了することを発表して、2020年8月31日にサービス提供を終了しました。
新規受付終了から半年程度でサービスを終了するため、一定数のユーザから怒りを買いました。
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE:ほとんどのプランの新規受付を終了
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEは、以前は無制限プランは月3GBのプランなどもありましたが終了してしまいました。今では、月480円で250kbpsの低速プランしかありません。そのうち新規受付を終了しそうですが、非常にしぶといです。
GMOとくとくBBの格安SIM (早期撤退):ほとんど何もせずに撤退
WiMAXプロバイダーで有名なGMOとくとくBBも格安SIMサービスを行っていました。格安SIMはBIGLOBEモバイルからの借りものですが、BIGLOBEよりも少し安かったです。
最初の数ヶ月だけ何かごちゃごちゃやっていましたが、その後全く何もしなくなり、サービス開始から1年半で終了しました(データSIMのみ新規受付を続けています・・)。
FREETEL SIM (新規受付終了):MVNO初の行政処分+大赤字のち楽天に身売り
FREETELは1万円台の格安スマホを作って売りながら格安SIMのサービスも行っていましたが、行政処分と事業失敗で格安SIMのサービスを楽天に売却してしまいました。
FREETELの格安SIMサービスは楽天の管理下で継続していますが、新規受付は終了して、楽天に身売り後、10ヶ月ほどでSNSをデータ消費なしに使える機能が廃止になりました。
SkyLinkMobile (終了):息を引き取るまでが長かった
SkyLinkMobileはエレコムが手がける格安SIMです。知名度が超低くて実際に使っている人がいるのかも、わからない格安SIMです。月780円で300kbpsが使えるコースとIP電話の組み合わせが少しだけ需要があったのかもしれません。
2014年9月からサービスを開始して、2018年2月に息を引き取りました。2015年ごろには開店休業のような状態になっていたので、息を引き取るまでが大変長いMVNOでした。
SANNET LTE (新規受付終了):楽天モバイルの登場で闇へと消えた
SANNET LTEは月額料金が高いですが、無制限で高速データ通信が24時間使える300円のクーポンがありました。無制限クーポンを毎月1回3GB以上使えればお得な格安SIMでした。
楽天が運営していて、楽天モバイルの登場とともに、いつの間にやらSANNET LTEの新規ユーザの申し込みは終了していました。
ぷららモバイルLTE (終了):無制限プランの代表格の死亡
ぷららモバイルLTEには高速データ通信を無制限で使えるプランがありました。月3036円と高めですが、Youtube等の動画サイトを毎日2時間以上見るような人におすすめの格安SIMになっていました。
ただし、通信速度が不安定で遅いので、平日の夜などはまともに見れなかったりもしました。無制限プランでは代表的なMVNOでしたが、まともな利益にならないためか、サービスを終了しました。
まとめ
以上、おすすめの格安SIMを紹介しました。
評判の良い格安SIMサービスを厳選しているので、特徴や価格を比較しながら自分に合ったところと契約してみるのがおすすめです。
また、各社の料金表もぜひ参考にしてみてください。とにかく安いところで契約したい方は、価格表を見れば最安の業者が一目でわかります。
通話機能が不要な方(LINE通話しか使わないなど)にはデータSIMもおすすめです。iPhoneやiPadをサブ端末で活用したい方にも、最適な選択だと言えます。
大手キャリア(au・docomo・Softbank)からの乗り換えは簡単。お得なキャンペーンを利用してこの機会に乗り換えてみてはいかがでしょうか。